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意外と危ない木造住宅のバルコニー

バルコニーのある家を建てたいと思う方は多いかもしれません。
 

でも、木造住宅のバルコニーには、内部に雨水が侵入して、ひどい場合には、住宅本体の柱まで腐ってしまう例が、意外と多いのです。

「うちのバルコニー、なんだか黒ずんでいるのよね」

「バルコニーを下から見たら、雨漏りのあとみたいなシミがある…」

これらの現象が目で確認できる場合は、まずほとんどの場合、内部に雨水が侵入しています。

【事例1】
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このバルコニーは、人が乗ったら危ないレベルです。

インスペクションで何度もこういうバルコニーに出会います。

このバルコニーを解体してみた写真です。↓
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バルコニーの笠木をはずしたら、下地の木材が指で触っただけで砕けるくらいにボロボロになっていました。
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バルコニーだけでなく、バルコニーを支えていた住宅の外壁の下地まで腐っていたので、腐食部分を全部取って、あたらしい下地を入れて壁を作りなおします。
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アルミ製のバルコニーなら、安心です。

【事例2】
バルコニーの手摺り部分を鉄板で巻いている場合、鉄板の継ぎ目から内部に雨水が浸入した例です。
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赤丸の部分の鉄板部分を笠木といいます。鉄板と鉄板を斜めに継いでいる部分の接着が劣化してくると、こんなところからも雨水が浸入してしまいます。
赤丸の下部、サイディングの表面が茶色く変色しています。
内部に水がしみてきているサインです。
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笠木の下地木材を取り替えて、新しく樹脂製の笠木を取り付けます。樹脂製の笠木は、錆びる心配もありませんし、継ぎ目はがっちりカバーする工法なので、雨水の侵入を防ぎます。

ほかにも木造住宅のバルコニーを解体したら下地が腐食していた例は非常に多いです。
【事例3】
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【事例4】
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【事例5】
このバルコニーは、床のタイル下地が腐食して沈んでいることから、雨水の浸入がわかりました。
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木部下地に雨水が浸入して一番怖いのが、
木部の腐食による
●シロアリ被害
●耐震性が確保できない
ことです。
なにより、バルコニーには人が乗りますので、
雨水の浸入は大敵です。





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